30年間悩んだ私が、最後にどうしても伝えたいこと
中学生の頃、女の子から薄毛をからかわれたこと。
床屋で感じた恥ずかしさ。そして大学4年の頃、最終的に丸坊主にしたこと。
このブログでは、薄毛に悩み始めてからAGA治療を受け、現在に至るまでに私が経験したことを、できるだけありのまま書いてきました。
薄毛に悩んだことがない人には、なかなか伝わりにくい感覚があると思います。
その一つが、「一度整えた髪型を崩したくない」という気持ちです。
髪が乱れてもすぐに直せる人にとっては、風で髪が動くことも、水に濡れることも、それほど大きな問題ではないのかもしれません。
しかし、薄毛を目立たなくするように整えた髪は、一度崩れると簡単には元へ戻せません。
着替えるときは、服が髪に触れないように気を付ける。雨や水に濡れることを避ける。帽子は髪が潰れるので極力かぶらない。気に入った服を見つけても、試着で髪型が崩れないかを先に考える。
風の強い日には、髪がどちらへ動くかまで気にしていました。
他の人にとっては何でもない日常の動作が、私にとっては常に髪の状態と結び付いていたのです。
また、なぜか人は、他人の薄毛や髪の状態を話題にすることがあります。
「あの人はハゲている」
「あれは絶対にカツラだ」
自分に向けられた言葉ではなくても、その話を聞くたびに「自分も陰では同じように言われているのではないか」と考えていました。
髪型が崩れること。薄毛が目立つこと。それを誰かに見られ、本人のいない場所で話題にされるかもしれないこと。
そうした不安から逃れようと、私は大学4年の頃に坊主頭を選びました。
坊主にした瞬間、確かに解放感がありました。
朝から髪を整えなくてもいい。風や雨を気にしなくてもいい。髪型が崩れる心配をしなくていい。
それと同時に、髪を伸ばすことも、髪型を選ぶことも、自分にはもう関係のないものとして手放した感覚もありました。
私にとって坊主は、解放であると同時に、一つの諦めでもありました。
坊主にしてから、再び薄毛が気になり始めるまで
ここは、今回改めて正確に書いておきたい部分です。
大学4年で坊主にしてから35歳頃までは、薄毛についてほとんど気にせずに過ごしていました。
坊主という髪型が自分の中で定着し、髪型を崩さないように守る必要もなくなったことで、長年抱えていた煩わしさから一度は離れることができたのです。
しかし35歳頃から、薄毛がさらに進んでいることを徐々に意識するようになりました。進行するにつれて、バリカンのアタッチメントは少しずつ短くなっていきました。
最初は6mm。次は4mm、3mm、2mm。そして、気が付けば一番短い長さで刈るようになっていました。
坊主であっても、薄い部分を少しでも目立たなくしたかったからです。
一度は気にならなくなっていた薄毛が、年齢とともに再び自分の中で大きな問題になっていきました。
「どうせ遺伝だから仕方がない」
「もう年齢的にも遅い」
そう自分に言い聞かせながら、再び悩みを心の奥へ押し込めていました。
その状況と向き合うきっかけになったのが、我が子から言われた「お迎えに来ないで」という一言でした。
本当に変わるのだろうか。オンライン診療だけで大丈夫なのだろうか。副作用はないのだろうか。費用を払い続けられるのだろうか。
不安はたくさんありました。
それでも、騙されたと思って診療を申し込みました。
あの時の小さな一歩が、私の人生を大きく変えることになりました。
治療を始めて約5年、本当に変わったこと
治療を始めてから約5年が経ちました。
以前と比べると、私自身は髪の状態に大きな変化を感じています。
ただ、もともと私は猫っ毛で、髪にコシがあるタイプではありません。今でも水に濡れたり、試着で何度も服を脱ぎ着したりすれば、髪型が気になることはあります。
治療によって、すべての悩みがなくなったわけではありません。
それでも、以前とは決定的に違うことがあります。
普通に生活する中で、人目を気にする時間が圧倒的に少なくなりました。
以前は、周囲に薄毛の人がいない環境ほど「自分だけが見られているのではないか」と考えていました。誰かが薄毛やカツラについて話しているだけで、自分のことを言われているような気持ちになることもありました。
今では、そのように受け止めることはほとんどありません。
私にとって一番大きな変化は、単に髪の毛が増えたことではなく、長年自分を縛っていた「人目を気にする時間」が大きく減ったことです。
だから私は、この経験によって「人生が180度変わった」と感じています。
治療前の写真を友人や知人に見せると、「本当に同じ人なの?」と驚かれることがあります。
私自身は毎日鏡を見ていたため、変化は少しずつのものでした。
しかし、久しぶりに会う人の反応から、自分では気付いていなかった変化を改めて感じることもあります。
治療前から現在までの変化
写真は撮影時期、角度、照明、髪の長さなどの条件が異なります。治療前の頭頂部写真が残っていないため、当時の正面写真と、治療開始後の頭頂部写真を時系列で掲載しています。
日付表示以外、髪や頭皮の加工・修正は行っていません。厳密な比較ではなく、私個人の記録としてご覧ください。

治療開始後に記録していた頭頂部の写真です。撮影条件は異なりますが、当時の写真を撮影日の順に並べています。

治療前の2019年と、現在の正面からの印象です。頭頂部の写真とは角度が異なりますが、髪型を含めた全体の変化を伝えるために掲載しています。
私の場合、治療を始めてから徐々に変化を感じるようになりました。
もともとの髪質や薄毛の進行状況、治療内容などによって、結果には個人差があります。
それでも私自身は、薄毛が気になり始める前の状態に近づき、現在まで大きく変わらない状態を維持できていると感じています。
髪だけではなく、生活も変わりました
治療を始めてから変わったのは、髪の状態だけではありませんでした。
私にとって象徴的だったのは、長い間避けていた黒い服を、再び自然に選べるようになったことです。
薄毛が目立つようになってから、私は服だけでなく、靴やバッグでも黒を避けていました。髪とのコントラストが強くなり、薄毛が余計に目立つような気がしていたからです。
髪への不安が小さくなるにつれて、服選びも変わりました。
さらに、体を鍛え直そうと思うようになり、しばらく離れていたゴルフも再開しました。
AGA治療だけが、こうした変化のすべての理由だったとは言えません。それでも、外見への不安が小さくなったことが、新しいことへ挑戦する後押しになったのは間違いありません。
治療を続ける中で感じた費用の問題
最初のクリニックでは、診察や経過確認を受けながら治療を始めました。
治療経験がなかった当時の私にとって、定期的に頭部の写真を送り、状態を確認してもらえることは大きな安心材料でした。
一方で、治療を続けるにつれて、「この費用をこの先も払い続けるのだろうか」という現実的な悩みも大きくなりました。
そこで2024年4月、思い切って、別のクリニックへ換えることを決断しました。
現在は6か月分をまとめて購入しています。手元に残っている購入記録では、薬代38,346円と送料550円を合わせ、合計38,896円(税込)でした。
1か月あたり約6,480円です。
薬の名称は以前と同じくミノキシジルとデュタステリドですが、製造元や錠剤の形状など、すべてが同じという意味ではありません。
乗り換えるときは不安もありました。しかし、少なくとも私自身が日常生活の中で確認する範囲では、現在まで大きく変わらない状態が続いています。
詳しい乗り換えの経緯と支払記録は、第6章に掲載しています。
【第6章へ】
2つのクリニックを利用して感じたこと
私が利用した2つのクリニックには、それぞれ違いがありました。
最初のクリニックには、経過を確認してもらいながら治療を進められる安心感がありました。一方、現在のクリニックでは、診察後の経過確認がない分、継続費用を大きく抑えられています。
どちらがすべての人に適しているかは、私には判断できません。
費用だけでなく、診察方法、経過確認の有無、処方内容、副作用やリスクの説明なども含め、自分が納得できる医療機関を選ぶことが大切だと感じています。
現時点では、どちらのクリニックとも広告契約やアフィリエイト提携はありません。そのため、このブログではクリニック名や申込リンクを掲載していません。
今後、掲載方法や提携関係に変更があった場合は、その関係を明記した上で情報を更新します。
なぜ、このブログを書いたのか
もっと早く治療を始めていればよかった。
今は素直にそう思います。
一方で、当時の私は治療についてほとんど知りませんでした。費用や副作用への不安もあり、「ネットの治療は信用できない」という思い込みもありました。
だから行動できなかったことも含めて、私自身の経験です。
AGA治療を受けるかどうかに、一つの正解があるとは思いません。治療を受けない選択もあれば、費用やリスクを理解した上で治療を検討する選択もあります。
私が伝えたいのは、思い込みだけで可能性を閉ざさないでほしいということです。
相談したからといって、必ず治療を始める必要はありません。
説明を聞いた上で、「自分には合わない」と判断することも一つの選択です。
このブログでは、良かったことだけではなく、副作用への不安、毎月の費用、治療を続ける葛藤、クリニックを変更した理由も書いてきました。
これは、治療を勧めるためのブログではありません。
私が長年悩み続ける中で知りたかったことと、実際に経験したことを残し、同じように悩んでいる方が自分自身で判断するための材料にしてもらうための記録です。
もし今、かつての私と同じように悩んでいる方がいるなら、この記録が一度立ち止まって考えるきっかけになれば、それ以上うれしいことはありません。
AGA治療の記録を最初から読む
初めてご覧になる方は、第1章から順番にお読みいただくと、治療を決意した理由から現在までの変化を時系列でご覧いただけます。
【第1章へ】
【第2章へ】
【第3章へ】
【第4章へ】
【第5章へ】
【第6章へ】
今後、治療経過や費用、掲載内容に変更があった場合は、この記事にも追記します。更新情報をご希望の方は、50tryのLINE公式アカウントから受け取ることができます。
医療情報について
私は医師や医療従事者ではありません。
この記事は、私自身の治療経験と、手元に残っている写真や購入記録をもとに作成しています。治療効果や副作用には個人差があり、同じ結果が得られることを保証するものではありません。
また、特定の治療方法や医療機関を推奨することを目的とした記事ではありません。
治療を検討される場合は、医療機関で診察を受け、治療内容、費用、リスク、副作用について説明を受けた上で、ご自身で判断してください。

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