この写真は2019年9月27日、旅行先で撮影したものです。
この後はコロナ禍となり、しばらく旅行へ行く機会もなく、当時のような写真は残っていません。
今見返すと、薄毛の状態がよく分かる一枚でした。当時はそこまで深く意識していませんでしたが、現在の自分から見ると、治療を始める決断につながる大切な記録だったと感じています。
この写真を撮影してから約2年後、私は人生で初めてAGAクリニックの診察を受けることになります。
■医師の一言、そして2か月後
コロナ禍のオンライン診療で受けた「人生最大の衝撃」
2021年9月、
「本当にネットのクリニックなんかで髪が生えるのだろうか……」
最初は当然、強い疑いの目を持っていました。
これまでに市販の育毛剤やSNSの怪しい広告で何度も裏切られてきたからです。
しかし、子供のあの言葉が頭をよぎり、「騙されたと思って、一度診察だけでも受けてみよう」と決心したのです。
あまりにも軽すぎた、医師の第一声
当時は世の中がコロナ禍の真っ只中にいた時期でした。
本来であればクリニックへ直接出向いて対面で診察を受けられるはずでしたが、時期が時期だったこともあり、オンライン診療を勧められました。
「画面越しで本当にちゃんとした診察ができるのか?」
というオンライン診療そのものに対する疑いは少なからずありましたが、その反面、わざわざ遠くのクリニックまで出向かなくても自宅からスマホひとつで受けられるという気軽さがあったのも事実です。
そうして自宅の部屋でスマホを構え、画面越しに初診を受けることになりました。
画面が繋がる直前まで、私の心臓は音を立てて波打っていました。
カメラ越しに私の頭部を確認した先生は、こちらの緊張をよそに、とても簡単に、あっさりとこう言ったのです。
「あー、生えますよ。」
私は耳を疑いました。
「なんでそんな簡単に?」
不思議で仕方がありませんでした。
なぜなら、私は中学生の頃から30年以上もの長い期間、人生の半分以上をこの頭のことで真剣に悩み続け、傷つき、諦めてきたからです。
私のこれまでの深い苦しみと葛藤は何だったのか。
拍子抜けすると同時に、画面越しのたった一言で解決するとは到底信じられず、当時の私はまだ半信半疑のままでした。
処方された内容と気になる「費用」
「無理やり高額なプランを契約させられるのではないか」
そんな不安もありましたが、実際に提案された最初の処方内容は以下のようなものでした。
・内服薬(飲み薬)2種
・サプリメント
・シャンプー
他にもいくつかプランがあったように記憶していますが、先生から「まずはこれだけで良いですよ」と言われました。
拍子抜けするほどすんなりと治療がスタートしたのです。
気になる費用は、当時で月々「25,000円くらい」でした。
人生で一度も美容院や床屋にお金を払わず、自分でバリカンを握ってコストを削ってきた私からすると、毎月2万円以上の出費は、一見すると「高い」と感じる金額だったかもしれません。
しかし、これまでの人生を支配していた30年以上の深いコンプレックスが本当に治るのであれば、決して高額ではない。
そう思える絶妙な範囲でした。
※なぜここで「25,000円『くらい』」という曖昧な言い方をするのか。
その重要な理由は、また後ほどお話ししたいと思います。
一体何を悩んでいたのか、、、
恐れていた初期脱毛もなし。
そして、初診を受けた2021年9月から、わずか2ヶ月後のことでした。
毎日、鏡の前でバリカンを握り、自分の頭皮を見つめ続けてきた私だからこそ、すぐに分かりました。
「髪の毛が、明らかに生え始めている……!」

本当にびっくりしました。
それと同時に、胸の奥から込み上げてくるような、嬉しさと安堵の気持ちでいっぱいになったのを、今でも鮮明に覚えています。
薄毛治療について調べる中で、薬の飲み始めに一時的に髪が抜ける「初期脱毛」という現象があることは知っていました。
そのため、治療を始める前はとても心配していました。
しかし、私の場合は初期脱毛が何も起こらず、拍子抜けするほど順調で、最高のスタートを切ることができたのです。
クリニックへは毎月、経過観察としてLINEで写真を送りました。
体調や頭皮の状態を確認してもらい、治療を継続するかどうかについても確認してもらえるため、安心して取り組むことができました。
次回、第5章へ続く。
第5章はこちら

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